餌食いの良いヘビを選ぼう!
ヘビを購入する際の最も優先される条件は餌食いの良いヘビかと思います。
どれだけ美しく珍しいヘビを飼っても、餌を食べなければ死んでしまいます。
飼ったばかりヘビが餌を食べないとなると心配で仕方ありません。初めての方だと尚更のことです。
ですがヘビは神経質で人に慣れない個体も多く、餌をなかなか食べてくれない個体もゴロゴロいます。
お店では食べていたのに、家に連れて帰ると食べないなんてこともよくある話です。
飼育に失敗しない為にもなるべく確実に餌食いの良いヘビを選ぶのが重要になってきます。
この記事では以下についてお伝えしていきます。(この記事には広告を含みます)
- 餌を食べない理由
- 餌食いの良いヘビの見抜き方
- 餌食い良好なお勧め蛇ベスト3
カーペットパイソン(アルビノゼブラ)
餌を食べない理由
ヘビは基本的にはデリケートな生き物ですので餌を食べない理由は様々です。
- 環境の変化や季節性によるもの
- 適した温度でない
- 餌のサイズや好みが合っていない
- 餌のタイミングや与え方がよくない
- 脱皮前
- 妊娠前
- 床材の誤飲によるもの
- 便秘によるもの
- 病気や怪我
この中でも”環境の変化”による拒食は飼い始めによくあることなので、あまり心配せず家の環境に慣れさしてあげましょう。
ですが中には餌のサイズがデカすぎようが、脱皮前だろうが喰らい付いてくるような食欲旺盛なヘビもいます。
ナンダ(アルビノ)
餌食いの良いヘビの見抜き方
人に近寄ってくるヘビ
人を敵とみなして威嚇して攻撃してくるヘビではなく、ただ近寄ってくるヘビです。
ヘビは人になつくと言うことはないので、威嚇もせず近寄ってくるヘビは、人のことをエサをくれる存在、または餌そのものと認識している可能性が非常に高いです。
つまり人に対して大きな警戒心を持たず、近寄ってくるヘビは餌食い良好である可能性が高いです。
噛み付いてくるヘビ
上の”人に近寄ってくるヘビ”とほぼ同じ理由ではあるのですが、噛み付いてくるヘビは食欲旺盛なヘビが多いです。
彼らは人を餌と認識しているが故に噛み付いてくるからです。(噛むと言うより食べようとしてくる)
間違えてはいけないのが、人を敵とみなしての威嚇や攻撃の噛みつきではないということです。
食欲旺盛なヘビは人を餌と思っており、敵とは思っていません。そのため威嚇行動をとりません。
そのためハンドリングをしてしまえば餌と認識せず噛もうとしない個体も多いです。
初めてのヘビに大人しく個体を選んでしまう方も多いとは思いますが、大人しいヘビはデリケートな個体も多く拒食してしまう個体もちょくちょくいます。
餌食い良好なオススメ蛇ベスト3
3位カーペットパイソン
カーペットパイソン(アルビノゼブラ)
[全長]1.8〜3.0m
[餌の種類]マウス、ラット、ヒヨコ
[値段]4万〜100万円
[推定寿命]20年前後
[飼育可能ケージ] 横幅90cm奥行45cm高さ45cm
[推奨飼育ケージ] 横幅120cm奥行45cm高さ60cm
カーペットパイソン内で亜種が多く、大きさが結構変わってくるのでそれにより飼育難易度も変わってくると思いますが、基本的に餌食いの良い種類です。
モルフも豊富で販売しているお店も多いのでお気に入りの一匹を探せるという点でもとてもいいヘビです。
大人になるにつれて大人しくなる個体が多いですが、若い時は結構噛み付いたり、食べようとしてくるのでやや覚悟が必要なヘビでもあります。
2位ナンダ(CB)
ナンダ(アルビノ)
[全長]2〜3m
[餌の種類]マウス、ウズラ
[値段]5万〜12万円
[推定寿命]10年以上
[飼育可能ケージ] 横幅90cm奥行45cm高さ30cm
[推奨飼育ケージ] 横幅120cm奥行45cm高さ60cm
CB(繁殖個体)というのが重要で、WC(野生個体)は飼育難易度がとても高くなかなかお勧めできません。
CBに限った話だととても餌食いがよく、脱皮前だろうがお構いなしで餌を食べようとしてきます。私も何度も指を呑み込まれかけたか…
一応3mくらいにもなると言われる巨大なヘビですが、CBだと2mくらいで止まるかと個人的に思います。(飼い方次第でもありますが)
ナンダは通常褐色のヘビですが、CBに多いアルビノはラベンダーとクリームを合わせた体色をしておりとても美しいです。
1位カリフォルニアキングスネーク
カリフォルニアキングスネーク(ストライプ)
[全長]1.2〜1.5m
[餌の種類]マウス
[値段]2万〜5万円
[推定寿命]20〜25年
[飼育可能ケージ] 横幅45cm奥行45cm高さ30cm
[推奨飼育ケージ] 横幅60cm奥行45cm高さ30cm
カリフォルニアキングスネークは大きさも丁度良く餌食いがとても良いので、個人的には初心者の方に最もオススメなヘビです。
そこまで大きい訳でもないので
- 噛まれてもそこまで痛くない
- 小スペースで飼育可能
と言った点もポイント高いです。
またカリフォルニアキングスネークはヘビを食べるヘビとしても有名です。
名前の”キング”は
ヘビを食べるヘビ→ヘビを制するヘビ→ヘビの王
という意味があります。
そのためかキングスネークの仲間は食欲旺盛なヘビが多いですね。
勿論飼育下ではマウスのみで飼育可能です。
まとめ
以上が、
- 餌を食べない理由
- 餌食いの良いヘビの見抜き方
- 餌食い良好なお勧め蛇ベスト3
についてです。
閲覧いただきありがとうございました。
ヘビはデリケートな生き物なので犬や猫の飼育とはまた違った難しさがありますが、基本的にはとても飼育もしやすく飼っていて楽しい生き物です。
少しでも多くの方がご希望通りで最高のスネークライフを送れたらと思います。
食欲旺盛なヘビを見つけ給餌を楽しんでください!
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