オカヤドカリの紹介
オカヤドカリは初めてのペット飼育やワンルームでの飼育に最適です。
- 小スペースで飼育可能
- お手入れ簡単
- 匂いもほとんどない
- 餌は人工フードok
- 大人しく、手にのせることができる
加えて、イカつい見た目にも関わらず可愛い目をしておりペットとしてとても優秀です。
ですがデメリットもあります。
それは足音がうるさいという点です。
しかも夜行性で夜中に活発に動くため、飼い主の睡眠を妨げてしまう危険性があります。
実際に私はこれで悩まされました。
ですが、以下の方法で足音を最小限にすることができます。
- 高さのあるケージで飼育する
- 餌皿を木製のものにする
- 床材をサンゴ砂ではなくピートモスやヤシガラを使う
この記事では、オカヤドカリの飼育方法に加えて、足音を最小限に減らす方法も更に詳しくお伝えしています。
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オカヤドカリとは?
生息地
小笠原諸島や鹿児島県以南の南西諸島
国外では台湾以南の西太平洋やインド洋にかけて分布しております。
形態
[体長]最大で6cm程度
性格
臆病な性格で攻撃をしてくることはほとんどなく、手のひらにのせることも可能です。
寿命
飼育下では10程生きると言われており、30年以上生きた例もあるようです。
オカヤドカリの飼育方法
環境作りに必要なもの
ケージ
1匹の飼育なら、表面積30cm×20cmあれば充分飼育可能です。
表面積50cm×30cm前後のものだと4匹程度まで多頭飼いできます。
ですが、多頭飼いの場合だとオカヤドカリ同士がぶつかる後が夜中に響くので、ワンルームの部屋だとあまりオススメしません。
またオカヤドカリは動ける範囲が広く登る力も強いので、高さはなるべく20cm以上のものを用意し、フタにオカヤドカリの手が届かないようにしましょう。
私が以前、高さ15cmのレプタイルボックスで飼育していた際、オカヤドカリがフタに登り(フタの裏に張り付いた状態)、フタの裏を引っ掻く音がかなりうるさかったです。
流木やシェルターを置く場合は更に高さのあるものが良いかと思います。
水入れ
よく水に浸かることがあるので、オカヤドカリの全身が入るくらいの水入れを用意しましょう。
オカヤドカリは水入れよく倒してしまいますので、重いものがオススメです。
騒音問題ですが、唯一この水入れとオカヤドカリが触れる時のカチカチという音だけが制御できません。
床材
サンゴ砂を使うことが多いですが、個人的にはピートモスとヤシガラを混ぜたものがオススメです。
サンゴ砂は見栄えがよく鑑賞には向いておりますが、サンゴ砂だと足音がガサガサと結構うるさいです。
寝室が別にある場合は問題ないですが、ワンルームで飼育する場合はサンゴ砂を避けることをオススメします。
対して、ピートモスやヤシガラだと素材が柔らかいので足音はほとんどしません。
更にサンゴ砂よりも保湿性が高いため、湿度を必要とするオカヤドカリにはピッタリです。
日々のメンテナンス
餌
オカヤドカリは雑食性で野菜や煮干しなど色んなものを食べます。
普段家で料理をする場合は、余った材料などを餌にしてもいいかもしれません。
またオカヤドカリ用の人工フードも販売されており、管理もしやすく栄養バランスなども考えられたものなのでオススメです。
餌皿は木製のものを使用すれば騒音対策になります。
餌の頻度(目安)
人によって意見が別れるところですが、個人的には成熟した個体だと週に2回程の給餌で充分かと思います。
「毎日あげるべき」と言う記事も見ますが、脱皮の際は1ヶ月以上餌を食べなかったり、脱皮期間以外でも全然餌を食べなかったりします。
そのため数日で餓死するようなことはないということがわかります。
ですが、餌の頻度に関しては様々な意見もあり、個体差もあるかと思うので、心配な方はまず毎日与えて様子を見て頻度を減らすといったやり方がいいのではないかと思います。
水換え
1〜2日に1回は水換えしましょう。
浄水は腐るのが早いので、水道水がオススメです。
オカヤドカリは腹部による皮膚呼吸がメインですが、エラ呼吸もすると言われています。
そのため乾燥に弱く湿った状態で呼吸をするので、貝殻の中に少量の水を入れて生活しています。
汚い水だと水を浸かるのを拒絶し、呼吸するための水分が足りなくなる可能性がありますので注意です。
また週に1回程水入れに塩を入れるとその水から塩分補給をします。
温度管理
25〜30度が最適で、最低でも15度を下回らないようにしましょう。
冬はエアコンを使わない場合、パネルヒーターでケージの1/3程温めて加温しましょう。
湿度管理
最適な湿度は50〜70%です。
上にも記しておりますが、湿った状態で呼吸する生き物ですので、なるべく毎日霧吹きをしてあげましょう。
清掃
フンは見つかり次第取り除き、月に1回の頻度で床材を全交換してあげましょう。
オカヤドカリを購入の際
値段
1000〜3000円
入手場所
爬虫類ショップやペットを扱うホームセンターだとたまに販売されていることがあります。
またYahooオークションでも購入できます。
まとめ
以上がオカヤドカリの紹介です。
閲覧いただきありがとうございました。
夜中の足音がうるさいというデメリットがありますが、それさへ克服すればオカヤドカリは最高のペットになりえるポテンシャルを秘めております。
初期費用も安く初めての方にもオススメできるペットですので、気になる方は爬虫類ショップやペットショップを訪れて見てください!
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