クランウェルツノガエルの紹介
今回はクランウェルツノガエルを紹介していきます。
- 身体が丈夫
- 食欲旺盛
- 豊富なカラーバリエーション
- 初期費用・維持費が低価格
と初心者の方や、小さなお子様にもおすすめできる両生類です。
人工餌を食べてくれる個体も多いので、虫が苦手な方でも飼育できるのも良い点です。
この記事でわかること
- クランウェルツノガエルの特徴
- クランウェルツノガエルの飼育方法
(この記事には広告を含みます。)
ノーマル
クランウェルツノガエルとは?
生息地
アルゼンチン、パラグアイ、ブラジル
標高700メートル以下のチャコ地帯に生息しております。
月間平均気温は18〜24度
形態
[体長]7〜12cm
性格
大人しく、物怖じしないマイペースな性格が多く、噛んでくることもほとんどありません。
しかし身体が乾くと良くないので、なるべくハンドリングは避けましょう。
寿命
飼育下だと平均10年程と言われています。
モルフ(色・模様)
ノーマル
自然界で見られるほとんどがノーマルで、緑や茶色をしています。
アルビノ
黒色色素が欠乏しており、黄色やオレンジ色をしています。
パターンレス
クランウェルツノガエルは多かれ少なかれ模様があるのですが、パターンレスは模様がほとんどない個体です。
青色個体
黄色色素が欠乏した青色の個体
ミュータント(色彩変異個体)
上陸時(カエルになったばかり)はノーマルと変わりませんが、徐々に色が抜けていき白やピンク等に変色するとても珍しくモルフです。
ミュータント
クランウェルツノガエルの飼育方法
環境作りに必要なもの
ケージ
- 表面積30×20cm以上
- 高さ15cm以上
生体になると結構な大きさになりますが、一日中じっとしており動くことはほとんどないので、
ケージの表面積はカエルの身体の3倍程あれば充分かと思います。
時折りジャンプをするので、頭をぶつけないようにある程度の高さも確保しましょう。
水入れ
床材を常に湿らせた状態をキープできるなら水入れは特に必要ありません。
湿度を保つのが厳しい場合には水入れを用意しましょう。
床材
ヤシガラとピートモスを混ぜて使うと湿度を保つことができてオススメです。
スポンジ状のマットを床材として使う方法もあります。
マットだと汚れが分かりやすく、清潔に保ちやすいです。
ライト
保温ライトを用意すれば、保温もでき、鑑賞にも最適ですが、成長に関係する訳ではないのでなくても大丈夫です。
日々のメンテナンス
餌
人工餌での飼育が主流となっております。
ですが人工餌だと稀に食い付きが悪い個体がいますので、その場合は昆虫を与えましょう。
昆虫はコオロギやレッドローチが扱いやすく、与える際はカルシウム剤も投与してください。
ある程度大きくなれば冷凍マウスも食べます。
冷凍マウスを与えると急激に成長が早くなります。
- [幼体]3~4日に1回
- [成体]1週間に1回
餌1回の量は、カエルの両目の間くらいのサイズの餌を1,2匹くらいです。
水換え
水入れを使用する場合や、スポンジ状のマットを使う場合は水換えが必要です。
2,3日に1回は水換えしましょう。
浄水は腐るのが早いので、水道水がオススメです。
温度管理
20〜30度を保ちましょう。
夏は暑すぎるので風当たりの良い場所に置くか、エアコンで温度管理をし、
冬はパネルヒーターで保温しましょう。
パネルヒーターはケージの3分の1を温めるように使ってください。
湿度管理
湿度は60%以上
多湿を好む生き物ですので乾燥には要注意です。
出来るだけ毎日霧吹きをしましょう。
床材がべちゃべちゃになるくらいで大丈夫です。
掃除
床材によって掃除方法が変わります。
ヤシガラとピートモス
排泄した箇所をスプーン等で取り除けば大丈夫です。床材の交換は一月に1回くらいで大丈夫です。
トビムシをケージ内に放てば、トビムシが排泄物を分解してくれるため、1年程そのままでも問題ないと言われております。
スポンジ状のマット
マットを洗うor捨ててケージを洗浄すれば大丈夫です。
ノーマル(アダルト)
クランウェルツノガエルを購入の際
値段
3000〜5000円
※ミュータント個体だと2〜5万程します。
入手場所
爬虫類ショップやペットを扱うホームセンターだとよく販売されています。
爬虫類イベントだと何匹か見ることができ、色んなモルフも見ることができるので、お好みの個体を見つけられるかと思います。
個体によって餌食いの良し悪しがありますので、店員さんに質問して元気な個体を選びましょう。
またヤフーオークションのような通販でも販売しております。
まとめ
閲覧いただきありがとうございました。
身体も丈夫で、食性の幅も広く、カラーバリエーションもあるます。
初期費用や、維持費もそれ程かかりませんので、初心者の方や小さなお子様でも充分飼育を楽しめるかと思います。
あまり動く種類ではありませんが、餌を丸呑みする姿は迫力があり、成長速度も早いのでなかなか飼い堪えのある両生類です。
是非飼育に挑戦してみてください!
コメント