カリフォルニアキングスネークの紹介
初めてのヘビ飼育でオススメされる有名なヘビといえば…
- コーンスネーク
- ボールパイソン
そして次にカリフォルニアキングスネークがあげられるかな…と思います。
個人的にはコーンスネークやボールパイソンよりもオススメしたい種類となっております。
その理由の1番は食欲旺盛なところにあります!
もちろん個体差はありますが、殆どのカリフォルニアキングスネークは食欲旺盛で拒食することは滅多にありません。
多くのヘビは拒食することがあり、餌付けに苦労するなんてことはよくあります。
コーンスネークやボールパイソンも例外じゃありません。
その点において、カリフォルニアキングスネークはとても優秀で与えたエサは凄い勢いで食い付いてきます。
更に
温度、湿度にうるさくない
横幅60cmケージで終生飼育可能なサイズ
と飼育のしやすさにおいて抜群のポテンシャルを誇っております。
この記事でわかること
カリフォルニアキングスネークの特徴
カリフォルニアキングスネークの飼育方法
(この記事には広告を含みます。)
ストライプ
カリフォルニアキングスネークとは?
生息地
カリフォルニア州
- やや乾燥気味で年間平均気温が21度
- 真夏でも27度前後
形態
体長
1.2〜1.5m
最大でもトグロを巻いた時で両手に乗るくらいのサイズです。
迫力もありつつ、飼育のしやすい丁度いいサイズ感かと思います。
モルフ
モルフは結構ありますので、ここでは日本で見かける有名なモルフを紹介します。
- バンデッド…横縞模様
- ストライプ…縦縞模様
- アベラント…バンデッド、ストライプどちらにも属さない乱れた模様
- チョコレート…全身が黒〜茶色
- アルビノ…薄ピンクとクリーム色
- ラベンダー…薄紫とクリーム色
- ハイホワイト…黒い模様が少なく白色が強い
生態
気性はあまり荒くないですが、動くものは何でも餌だと思ってしまうため噛み付いてくることがよくあります。
慣れるとハンドリングも可能ですが、個体差があるため中にはハンドリングが難しい個体もいます。
寿命
15〜25年とされていますが、飼育下だと運動不足により20年を下回ることが多いようです。
ストライプ
カリフォルニアキングスネークの飼育環境
必要なもの
ケージ
横幅40〜60cm
高さ30cm前後
床面積はトグロを巻いた大きさ×3〜4
高さはそれほど必要ではありません。
水入れ
飲み水や湿度保持のために水入れは用意しましょう。
床材
ペットシーツでも飼育可能ですが、カリフォルニアキングスネークは排泄頻度は多いが一回の排泄量が少ないのでヤシガラの方が掃除が楽でオススメです。
日々のメンテナンス
餌
餌は冷凍マウスを与えましょう。
[幼体]3~4日に1,2匹
[成蛇]1週間に1,2匹
餌のサイズはヘビの一番太い胴の幅くらいが目安です。
餌食いが良いので、与えればいくらでも餌を食べてしまうため餌のあげすぎには注意しましょう。
水換え
3日に1度の交換でも大丈夫かと思いますが、なるべく毎日交換してあげましょう。
水はミネラルウォーターより水道水の方が腐りにくいためおすすめです。
温度管理
理想は24〜27度ですが、温度変化に強いため20〜28度の範囲なら飼育可能です。
ですがケージ内全体が30度前後となると流石に暑すぎるため夏は気を付けましょう。
ヒーターを設置する場合もケージ全体を温めるのではなく一部分のみ温められるように設置しましょう。
サーモスタットを用意すれば、ヒーターによる温度上がりすぎを防げます。
湿度管理
湿度は40〜60%
脱皮不全を防ぐためにも数日に数回霧吹きをするのがいいですが、元々湿度の高い場所に生息している生き物ではないのでそれ程気にしなくても大丈夫かと思います。
掃除
排泄した箇所をスプーン等で取り除けば大丈夫です。
床材の交換は一月に1回くらいで大丈夫です。
トビムシをケージ内に放てば、トビムシが排泄物を分解してくれるため、1年程そのままでも問題ないと言われております。
注意点
共食いをするため多頭飼いはオススメしません。
繁殖の際も目を離すのは危険です。
キングスネーク(王のヘビ)という名はヘビを食べるヘビ→ヘビを制すという意味から来ており、カリフォルニアキングスネークはヘビを好んで食べるため多頭飼いは絶対にやめましょう。
ちなみに有名なキングコブラも同じ理由から、名に”キング”が付いております。
カリフォルニアキングスネークを購入の際
値段(目安)
[殆どのモルフ]1万〜3万円
[ハイホワイト]3万〜5万円
入手場所
人気で繁殖も進んでおり、多くの爬虫類ショップで販売されています。
イベントだと沢山の個体を見ることができ、珍しいモルフにも出会えるかもしれません。
まとめ
カリフォルニアキングスネークについて紹介させていただきました。
かなり暴食で温度・湿度にもうるさくなく、程よい大きさで場所も取らないのでかなり優秀なヘビです。
見た目も白黒でスタイリッシュです。またアルビノは神秘的かつ可愛らしい色をしています。
ヘビを飼ってみたいけど、難しそうだなぁと思う方に個人的には1番オススメのヘビです。
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