エメラルドツリーモニターの紹介
とても美しいツリーモニターですが、やや飼育が難しいイメージもあり中級者向けとされているようです。
ですがそんなに難しいところはなく、ちゃんとした飼育環境さへ整えれば初心者でも飼育は可能かと思います。
この記事でわかること
- エメラルドツリーモニターの特徴
- エメラルドツリーモニターの飼育方法
(この記事には広告を含みます。)
エメラルドツリーモニターとは?
生息地
インドネシア、パプアニューギニア…
高温多湿で平均気温は27度前後
形態
[体長]70〜100cm
数値だけ見ると大きいですが、体長の半分近くが尻尾のため、実際はそこまで大きく感じません。
性格
神経質で臆病な性格な個体が多く、ほとんどの場合ハンドリングはできませんが、後に慣れる個体も多くピンセットで餌を与えることも可能です。
寿命
飼育下だと平均15年程と言われています。
ほとんどがワイルド個体(野外採取個体)なので、購入時の年齢が不明なのことが多いです。
エメラルドツリーモニターの飼育環境
必要なもの
ケージ
横幅60〜120cm
高さ60〜90cm
樹上性ですので高さが必要です。
なるべく大きいケージが良いとは思いますが、横幅60×高さ60のケージで飼育されている人もいます。
私は横幅90×高さ60で飼育していますが見た感じ窮屈そうでもなく丁度いいかと思います。
またケージの置く位置はなるべく高く、トカゲの目線が人の目線と同じかそれ以上の位置になるように配置するとストレスが減り慣れやすくなります。
水入れ
高温多湿を好みますので、全身が入るような大きい水入れを用意しましょう。
床材
ヤシガラ、ハイドロボール、ピートモスを混ぜて使うと湿度を保つことができてオススメです。
登り木
樹上性なので、高い所の方が落ち着きます。
そのため大きめの登り木を用意しましょう。
ライト
昼行性のため、紫外線ライトとバスキングライトが必要です。
ほとんどの場合、紫外線ライトとバスキングライトは別売りですが、併用のものもありますのでこちらだとコードがまとまるので便利です。
またバスキングライト直下がホットスポットとなります。
日々のメンテナンス
餌
食性は幅広く
- コオロギ
- デュビア
- レッドローチ
- ウズラ
- ピンクマウス
を食べます。
[幼体]3~4日に1回
[成体]1週間に1回
餌1回の量は、目安ですが虫類だと3〜5匹、ウズラやピンクマウスを2匹前後がいいかと思います。
私は週1でレッドローチ3匹とピンクマウス1匹与えております。
餌のサイズはトカゲの頭より小さいサイズを与えましょう。
カルシウム剤を少しかけることで栄養の偏りを防げます。
水換え
3日に1度の交換でも大丈夫かと思いますが、なるべく毎日交換してあげましょう。
水はミネラルウォーターより水道水の方が腐りにくいためおすすめです。特に旅行などで家を離れる際は、水道水にしましょう。
温度管理
[ホットスポット]30〜32度
[その他]25〜28度
ホットスポットを用意し、それ以外は人が半袖半ズボンで丁度いいくらいの気温が良いです。
サーモスタットを用意すれば、ヒーターによる温度上がりすぎを防げます。
湿度管理
湿度は60%以上
生息地が多湿なため湿度が下がり過ぎないようにし、できるだけ毎日霧吹きしましょう。
冬に暖房をつけるなどで湿度が下がりすぎる場合はスチーム式加湿器があると便利です。
掃除
排泄した箇所をスプーン等で取り除けば大丈夫です。床材の交換は一月に1回くらいで大丈夫です。
トビムシをケージ内に放てば、トビムシが排泄物を分解してくれるため、1年程そのままでも問題ないと言われております。
エメラルドツリーモニターを購入方法
[値段]12〜18万円
[入手場所]大きい爬虫類ショップだとよく販売されています。
爬虫類イベントだと何匹か見ることができ、個体差もありますのでお好みの個体を見つけられるかと思います。
ワイルド個体がほとんどで餌食いや状態が悪い可能性がありますので、購入の際は店員さんに沢山質問し不安要素を取り除いてからお迎えしましょう。
まとめ
神経質な性格もあってか飼育が困難なイメージを持たれがちなエメラルドツリーモニターですが、一般的な爬虫類の飼育方法と大差はなく、
・高温多湿な環境
・樹上性のため背の高いケージと大きめ流木
・神経質なためケージは高い位置に置く
これらのポイントさえ抑えておけば飼育も難しくなく、最高に美しいモニターに育ってくれます。
皆さんも是非飼育に挑戦してみてはいかがでしょうか!?
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