[アマゾンツリーボアについて]ヘビ飼育の醍醐味が詰まった最高の樹上性ヘビ、アマゾンツリーボアの魅力と飼育方法を紹介

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アマゾンツリーボアの紹介

メジャーな樹上性ヘビは、

  • グリーンパイソン
  • エメラルドツリーボア
  • アマゾンツリーボア

この中だとアマゾンツリーボアは、

グリーンパイソンやエメラルドツリーボアのような派手な緑ではなく、どちらかと言うと地味なカラーリングをしているためかあまり注目されていない印象です。

加えて気性は荒く、樹上性ヘビ=飼育が難しいと言ったイメージもあるため初心者の方もあまり目をつけないヘビでもあるようです。

 

しかしアマゾンツリーボアは、

モルフも多く赤や黄色と言った派手な色も存在します。

また他の2種に比べて温度や湿度もそんなにうるさくなく、餌食いも良い方なので飼育も難しくありません。

何より飼っていてとても楽しく、また美しく存在感があり部屋を彩ってくれます。

そのためマニアの方は勿論のこと、初心者の方にもオススメしたいヘビの一種だと私は思います。

 

この記事でわかること
  • アマゾンツリーボアの特徴と魅力
  • アマゾンツリーボアの飼育方法

(この記事には広告を含みます。)

カラード

 

アマゾンツリーボアについて

生息地

南米のアマゾン川流域(ブラジル、ガイアナ、ベネズエラ、コロンビア、エクアドル…)

年中高温多湿で平均気温は23〜28度

 

形態

[体長]1.5〜2m

太すぎず、細すぎずの美しいフォルムをしており、数値ほどの大きさはなく丸まると大人の拳2つ分くらいです。

ただ頭が大きく、顔もいかついので数値以上の存在感があります。

[モルフ]

  • ガーデン…黒〜褐色の不規則模様
  • ハロウィン…ガーデンの一種で一部が赤色をしている
  • カラード…赤、オレンジ、黄色
  • タイガー…ストライプ柄
  • リューシスティック…白色

海外では人気があり、上記の他にも多くのモルフが販売されています。

しかし日本で見られる個体のほとんどはガーデン、ハロウィン、カラードです。

(ちなみに私はタイガー、リューシスティックの個体を探しているので、見つけた方は教えてください笑)

 

また珍しいことにガーデン、ハロウィン、カラードの遺伝経路が判明されておらず、

両親がガーデン個体でもカラード個体が産まれてきたり、

両親がカラード個体でもガーデン個体が産まれてくるといった不思議なヘビです。

 

生態

気性が荒くよく噛みついています。

牙も長いので噛まれるとかなり痛いです。

しかし動きは早くなく、慣れると簡単に避けられますが、一番は革手袋を付けるのが安全です。

意外にも手に持ってしまえば、そんなに噛んでこなかったりもしますので、オススメはしませんがハンドリングも難しくありません。

Bitly

 

寿命

飼育下だと平均20年程と言われています。

ほとんどがワイルド個体(野外採取個体)なので、購入時、年齢が不明なのことが多いです。

 

魅力ポイント

これぞヘビと言った要素が詰まってます。

  • 細すぎず太すぎない丁度いい体、大きな頭がとても美しく、存在感があります。
  • 厳つい顔立ち、木にぶら下がって威嚇する姿が野生味があって、格好良い。
  • 成長と共に柄や色に変化があり長く飼育を楽しむことができます。
  • モルフの幅が広く、不規則に色や模様が遺伝するためコレクション性も高く、繁殖するのも楽しいヘビです。
  • 樹上性のためレイアウトの幅が広い。
  • 共食いをすることはないので、給餌の際だけ気をつければ広いケージで多頭飼いも可能。

(繁殖を狙う際は他のヘビと違い何年も同じケージに入れておく方が繁殖が成功しやすいそうです。)

※多頭飼いは相性もあり、トラブルが起きかねないので慣れない方にはオススメしません。

ガーデン

 

アマゾンツリーボアの飼育環境

必要なもの

ケージ

横幅45〜60cm

高さ45〜60cm

床面積はトグロを巻いた大きさ×3〜4

高さはなるべくあった方がよく45cm以上がオススメです。

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水入れ

アマゾンツリーボアは脱皮不全になりやすいのでなるべく大きな水入れを用意しましょう。

水は飲水、温度・湿度調整にも使います。

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床材

ヤシガラ、ハイドロボール、ピートモスを混ぜて使うと湿度を保つことができてオススメです。

湿度を保つことで脱皮不全を防ぎます。

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登り木

アマゾンツリーボアは樹上性なので、高い所の方が落ち着きます。

そのため大きめの登り木を用意しましょう。

Bitly
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ハロウィン

 

日々のメンテナンス

餌は冷凍のウズラ、ヒヨコ、マウスを与えましょう。

[幼体]3~4日に1匹

[サブアダルト]1週間に1匹

[アダルト]2週間に1匹

餌のサイズはヘビの一番太い胴の幅くらいが目安です。

マウスに餌付かない個体も多く、その場合はウズラやヒヨコを与えると食べてくれることが多いです。

またアマゾンツリーボアは代謝が悪く、餌の頻度は他のヘビに比べてやや少なめで大丈夫です。

肥満の恐れもありますので、餌のあげすぎには注目しましょう。

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水換え

3日に1度の交換でも大丈夫かと思いますが、なるべく毎日交換してあげましょう。

水はミネラルウォーターより水道水の方が腐りにくいためおすすめです。特に旅行などで家を離れる際は、水道水にしましょう。

 

温度管理

[ホットスポット]30〜32度

[その他]24〜28度

アマゾンと聞くと高温のイメージがあるかもしれませんが、35度を超えると危険です。

ホットスポットを用意し、部屋全体は人が半袖半ズボンで丁度いいくらいの気温が良いです。

サーモスタットを用意すれば、ヒーターによる温度上がりすぎを防げます。

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湿度管理

湿度は60%以上

脱皮不全になることも多いのでなるべく每日霧吹きし、湿度を保ちましょう。

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掃除

排泄した箇所をスプーン等で取り除けば大丈夫です。床材の交換は一月に1回くらいで大丈夫です。

トビムシをケージ内に放てば、トビムシが排泄物を分解してくれるため、1年程そのままでも問題ないと言われております。

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カラード

 

アマゾンツリーボアを購入の際

値段

[ガーデン]2〜4万円

[カラード]5〜10万円

日本で販売されているかわかりませんが、タイガーやリューシスティックは私の予想ですが何十万円もするかと思います。

 

入手場所

大きい爬虫類ショップだとよく販売されています。

爬虫類イベントだと何匹か見ることができると思いますので、お好みの個体を見つけられるかと思います。

ワイルド個体がほとんどで餌食いや状態が悪い可能性がありますので、購入の際は店員さんに沢山質問し不安要素を取り除いてからお迎えしましょう。

ガーデン

 

まとめ

アマゾンツリーボアを飼育する際は、

高さ45cm以上のケージに登り木を入れて飼育しましょう。

代謝が悪いので、餌のあげすぎには注意しましょう。

水はなるべく毎日替えてあげましょう。

ケージ内の温度は24〜28度、ホットスポットは30〜32度。

脱皮不全にならないよう湿度は60%以上を維持しましょう。

 

アマゾンツリーボアは、大変美しいフォルムをしており木に登って威嚇する姿は見とれてしまう程です。

ケージ内のレイアウトも楽しく、部屋を彩ってくれます。

凶暴の面もありますが、慣れるとむしろ”これぞヘビだ!”と思える格好良さを感じられるかと思います。

ヘビ飼育の醍醐味が詰まった最高のヘビですので、検討されている方は是非飼育に挑戦してみてください!

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